健康で快適に暮らせる家づくり専門店
美松ホーム株式会社 松田隆です。
今年の梅雨は各地で大雨が降り、災害に警戒が必要な日々が続いています。
十分お気を付けて行動してください。
被災された方々、心よりお見舞い申し上げます。
今後の家づくりにおいても、水害対策はしっかり考慮しないといけませんね。
まずは土地に対して理解を深めることが重要です。
「浸水被害にあいにくい土地」をどのように調べればよいのでしょうか?
これから宅地を購入して家づくりを始める方の場合は、購入しようとする土地がどうなっているのか?知る方法があります。
国土交通省は、宅地や住宅の売買や賃貸などを扱う不動産業者に対し、大雨が降った際の水害リスクを購入・入居希望者に重要事項説明書で説明するよう指導しています。
居住前から危険性を認識してもらい、逃げ遅れを防ぐことが重要だからです。
浸水が想定される範囲や避難場所を示した兵庫県や自治体が作成したハザードマップがあります。
http://www.hazardmap.pref.hyogo.jp/hazmapap/top/select.asp?dtp=1&pl=3
それでは、家を建てるにあたり土地探しからできる場合は良いですが、
ご先祖さまから引き継いだり、現在たまたま住んでいる土地が、浸水被害にあう可能性が高い土地だったら、どのようにすればよいのでしょう?
国土交通省のホームページでは、「浸水の予防・人命を守る家づくり」という水害対策を考える予防策が掲載されています。
https://www.mlit.go.jp/river/pamphlet_jirei/bousai/saigai/kiroku/suigai/suigai_4-1-3.html
水害から自宅を守ることを考える際には、急激に被害内容が増加する「床上浸水」の防止に焦点を合わせることが重要なポイントとなる。
過去の水害に関する情報や行政機関が提供している自宅周辺の水害の可能性に関する情報などをもとに、床を高くしたり、ピロティー構造にすることによって、水害時の被害軽減が可能となる。
また、既設住宅では災害時の二階の有効活用や災害用の脱出用として屋根に外部への出口を設けることも有効である。
(国土交通省のホームページ「浸水の予防・人命を守る家づくり」という水害対策を考える予防策より)
過去の水害に関する情報や行政機関が提供している自宅周辺の水害の可能性に関する情報などをもとに、床を高くしたり、ピロティー構造にすることによって、水害時の被害軽減が可能となる。
また、既設住宅では災害時の二階の有効活用や災害用の脱出用として屋根に外部への出口を設けることも有効である。
(国土交通省のホームページ「浸水の予防・人命を守る家づくり」という水害対策を考える予防策より)
ここで記載しているポイントは、以下の4つです。
① かさ上げ(盛り土)
敷地全体を高くする → 宅地の道路との高低差をつくる → 擁壁工事をする
② 高床
家の基礎を高くする → しっかりした丈夫な基礎をつくる
③ 囲む
地下鉄やビルの入り口などに見られますが、一般の住居ではなかなか見られません。今後、一般化していくかもしれませんが、バリアフリーの観点からは問題があります。
④ 建物防水 (防水性の外壁を設ける)
資料では「建物が浮力で浮き上がらないように基礎との接合を強化する」とあります。浸水被害を極力少なくするために、建物全体の隙間が少ない気密性の高い建物にする事も対策のひとつと言えるでしょう。
ところで、最近は平屋建ての住宅が流行っていて、よく見かけるようになりました。
平屋建ては上部階への避難ができないので、水害対策に関しては2階建ての建物よりもしっかりと考えておかなければなりませんね。
長く住み続ける為には、新築時に出来る事をしっかりと対策していくこと。
美松ホームの家づくり教室(家づくりセミナー)では、住宅の水害対策、地震や津波対策についてもお伝えしております。
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(誠に申し訳ございませんが、弊社施工エリア内で家づくりを検討中に方に限られていただきます。)
アドバイスがしっかりとできるように、今後も努力していきます。