社長BLOG

 

地震に負けない家づくり

18.01.17

こんにちは! 揖保郡太子町 新築 注文住宅 分譲住宅
自然を上手に利用して、健康で快適な空間をつくる家づくり専門店

美松ホーム株式会社 松田隆です。
 

 

今回は住宅の地震対策についてお話ししたいと思います。

 

地震国と呼ばれる日本では、いつ、どこで地震が起こるかわかりません。

そのため、日頃からの地震対策と地震に負けない家づくりをすることがとても大切です。

 

住宅の地震対策として、耐震性能を考慮することが初めのステップです。

耐震性能は3段階に分かれていて、等級13まであります。

まず、耐震等級1は、建築基準法を満たしているレベル。法律上建築可能な最低レベルの性能です。

次に、耐震等級2は、長期優良住宅の基準を満たしているレベル。病院や学校などの施設もこのレベルをクリアしなければなりません。

最後に、耐震等級3が最高レベルで、消防署や警察署など防災の拠点となる建物はこのレベルを満たしてないといけません。

 

耐震性能を確保するには、間取りプランが大きく影響します。

地震に耐える為の壁の量とバランス。方向や上下階のバランスを考慮して間取りを考えます。

南面は日当たりが良いので、大きな窓をたくさん取りたい!と誰もが思いますが、地震に耐える耐力壁は必要なのです。

これから新築する場合は、建築する敷地による間取りプランの影響を考えても、耐震等級2は満たしておきたいところです。

 

地震対策で重要なことはまだあります。

・・・・・実は、耐震のことだけを考えていても不十分なんです!

 

例えば屈強なボクサーでも、何度も何度もまともにパンチを食らったらいずれは立っていられないように、耐震をしっかり考えた建物であっても、何度も地震の振動エネルギーをまともに受けてしまうと、いずれは・・・ということも考えられます。

ボクサーはパンチを避けられればいいのですが、建物は動いて逃げるわけにいきません。

『耐える』だけでは、限界があるのです。

そこで重要な考え方が、『制震』と『免震』です!

 

木造住宅の地震対策は、『耐震』・『制震』・『免震』の3種類になります。

 

耐震 …  建物全体を硬く固定することで衝撃に耐える

    形を保つのに必要な構造、二次災害は避けられない

 

制震 … 油圧ダンパー・減衰ゴムなどの制震装置を設置して揺れを吸収する

     揺れは軽減される 二次災害も軽減できる

 

免震 … 建物の基礎と土台の間に免震装置を設置して揺れを伝えない

     横揺れはほとんど感じない 二次災害も避けられる。
     狭小地・3階建て・地下室・ビルトインガレージは不可。費用は1棟当たり約200万円~400万円

 

つまり、建物そのものの形を保持するための工法が耐震です。そして、その保持能力をさらに強化させる工法が免震と制震です。 近年の地震対策は、耐震にプラスして免震か制震を取り入れることが多くなっています。

金物固定は地震を受ける度にどんどん緩んでいきます。さらに全体のバランスが取れていなければ、弱いところにどんどん緩みが集中し、全体損傷の引き金になってしまいます。

 

そこで、美松ホームがオススメするのは、耐震+制震。

制震工法は、超高層ビルや橋にも採用されている、最新の揺れ防止技術です。耐震工法と組み合わせることにより、安全性を高めることが可能となります。

美松ホームでは、制振装置として『制震テープ』を耐力壁の箇所に設置しています。

厚さ1mmの制震テープを地震でズレる部位に挟むことにより、 粘弾性体がグニュグニュ揉まれます。それによって振動エネルギーを熱エネルギーに変換し、 揺れを軽減させます。

110年後も十分な制震性能を維持し、大地震時、最大80%揺れを低減します。

 

 

制震テープには、繰り返しの揺れによって釘の穴が広がるのを防ぐ効果があり、耐震性能を低下させる要因を抑制しているのです。

 

他にも地震対策として、日頃からの防災意識が重要です。

防災の備えとして、

・防災持ち出しカバン(マップ・ラジオ・懐中電灯)の準備

・連絡がつかない場合の集合場所などを家族で決めておく

・食料や生活用品の備蓄をしておきましょう

 

防災情報を確認し、防災意識を高めましょう。

 

一番の防災は大地震でつぶれない家づくりです!

 

 

美松ホーム 北欧デザイン住宅TRETTIO 東保モデルハウスは、耐力壁の量とバランスをしっかり考え、耐震等級最高ランクの3を取得しています!

そして、耐力壁には耐震+制震の機能を持った、『制震スーパーウォール』を採用しています。

 

現在の状況は、基礎工事があと少しで終わり、来月にはいよいよ上棟です!

 

上棟工事の後は、柱や梁などが建てられて、家の骨組みが出来上がり、構造躯体の状況がよくわかります。
 

 
 

来る平成30210日~12日、17日、18日に構造見学会を予定しております。

          

耐震等級最高レベルの3を満たしていて、繰り返しの揺れにも強い建物の構造躯体がどうなっているのか!

是非、この機会に実際に目で見て、触れて感じてみて下さい。 

 

地震保険では、家族の命は守れません!

構造を知らずに家を建てて、取り返しのつかない後悔をする事がないように。「地震や津波が来たらしゃーないわ」であきらめずに。

これから家づくりを考えている方には、絶対に実施していただきたいと思います。

 

家族をずっと幸せにするために。