社長BLOG

 

小上がりのタタミコーナー

17.09.15

こんにちは! 揖保郡太子町 新築 注文住宅 分譲住宅
自然を上手に利用して、健康で快適な空間をつくる家づくり専門店

美松ホーム株式会社 松田隆です。
 

 

リビングの一角に「小上がりのタタミコーナー」を設けました。


 

しっかりした和室までは要らないけど、タタミの部分もちょっとほしいよなぁ・・・と言ったご意見があり、最近増えているのがタタミコーナー。

段差を設けるか設けないかで、部屋全体のイメージや利用用途が違います。

 

「小上がりのタタミコーナー」は、リビングの床より段差をつけて少し上がったタタミコーナーのことです。

室内空間に高低差が出るので奥行きを感じることができます。

段差を有効活用でき、どのようなテイストの家にもなじむので、新築やリフォームで設置することが増えています。

 

くつろぎながら、リビングやキッチンにいる家族とコミュニケーションを取りやすくなりますよ♪

 

 

小上がりのタタミコーナーには、さまざまなメリットがあります。

 

段差に座ってくつろぐ

段差に腰かけてくつろげるのも、小上がりタタミコーナーの人気の理由の一つです。畳が好きだけど正座は辛いという方にも好評です。

フラットなタタミコーナーと比べてテレビが見やすくなり、リビングやキッチンにいる人と目線の高さが近くなるのも嬉しいですね。

段差を利用して、タタミコーナーに座りテーブルや作り付けのカウンターを利用して、ダイニングとして活用するご家庭や、段差部分を収納にする代わりに掘りごたつを設けるご家庭もあります。

 

 

立体感のある空間

小上がりのタタミコーナーがあると、家の中にメリハリが生まれ、立体的でおしゃれな空間になります。

スタイリッシュに仕上がりやすいことから、イメージチェンジをしたいとき、小上がりタタミコーナーにリフォームするケースも数多いです。

 

布団を敷いてもベッドのように使える

寝室として使いたい場合にも、小上がりタタミコーナーはおすすめです。

段差を利用して、ベッドのように楽に起き上がることができるのです。

高齢になり足腰などが弱ってくると、フラットな和室に敷いた布団から起き上がることは、だんだん困難になってきます。とはいえ、ベッドを置くと部屋が狭くなってしまいますよね。

小上がりタタミコーナーなら、布団を畳んで押入れにしまえばOKなので、ベッドよりも空間を広く使えます。

 

 

寝転んでも地べたのような感覚がない

フラットな和室だと、寝転んだときに地べたのような感覚になってしまって、リラックスできないという方は少なくありません。しかし段差のある小上がりタタミコーナーであれば、このような不快感を払拭することができます。

 

 

 

小上がりタタミコーナーのデメリットもご紹介しておきます。

ご家族の年齢や、リビングの広さ・天井の高さを考慮して設置を検討することが重要です。

 

バリアフリーに向かない

家族の介護が必要になったとき、小上がりのタタミコーナーを撤去したというリフォーム例もあります。

長く住み続ける予定の家であれば、将来的にはリフォームするかもしれない前提で考えておきましょう。

また、自動お掃除ロボットは当然、段差を昇り降りすることができません。

 

幼い子供がいる場合も要注意

小上がりタタミコーナーは、幼い子供がいるご家庭でも注意が必要です。

段差が高すぎても落下する危険もありますが、段の高さが10cm程度と中途半端な方がつまずきやすくなってしまいます。

段差は3035cm程度にして、転んだ際に手をつけるようにしておきましょう。

ただし、幼児にとっては段差自体が危険なので、お子さんがまだ歩けない年齢のときは、小上がりタタミコーナーを作ることは避けた方が無難です。

なお、「怖くて子供から目が離せない、活発な子なので小上がり和室からよく落ちる」という失敗例もあります。子供が大きく成長するまでは、無理に小上がり和室はつけない方が良いかもしれません。

又、小上がりのタタミコーナーにはどうしても『角』の部分ができますので、ぶつかってけがをしないよう十分に配慮が必要です。